ここまで会社を一人で回してこられたこと自体が、簡単なことではありません。求人も、教育も、問合せの返信も、請求も。全部を社長が抱えていれば、手が足りなくなるのは当然です。
私たちがご相談を受ける経営者の方も、ほとんどが同じ場所から始まっています。
「夜10時に現場から戻って、事務所の電気をつける。スマホには未読のLINEが12件。返信を打ちながら、『社長の仕事って、これだったかな』と思うんです」
ご相談の場で、よく伺う言葉です。返信が翌日になり、その間に別の会社に決まってしまう。そんな見積もりが月に何件もある、という話も珍しくありません。
この方が悪いわけではありません。人を一人育てる投資が、一人分の働きを上回ってしまう。小さな会社の規模では、誰がやってもそうなる構造があるだけです。
だから、最初の一人は「辞めない担当者」にする。そう決めた会社から、社長の夜が変わり始めています。